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新型コロナウイルスの脅威を考える

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新型コロナウイルスは、高齢者や基礎疾患のある人は重症化し、死亡する恐れもある一方で若くて健康な人は軽症ですむ、と言われています。

そこで、新型コロナウイルスによる死亡者の年齢別の数字を調べようとしたのですが、なかなか見つかりません。NHKの特設サイトや厚生労働省のサイトをみてもありません。

藤井聡氏の動画でも、年齢別のデータがないのでイタリアのデータを参照している、と言われています。

リスク・マネジメントに基づく「新型コロナウイルス対策」の提案【京都大学レジリエンス実践ユニット】(解説:藤井聡ユニット長)

藤井氏が参照しているのは、下記のデータと思われます。

また、上記以外ではworldmeterというサイトで見つかっただけです。このデータは、2月28日発行の”Report of the WHO-China Joint Mission “および2月17日発行の中国の国立感染症対策センター(中国疾病預防控制中心)の論文に基づいています。

worldmeter は、 Dadax という企業が運営しています。

状況は刻々と変化しているの上記のデータはすでに古いかもしれませんが、worldmeterのまとめによると年代別の致死率は、

  • 80代以上 14.8%
  • 70代   8.0%
  • 60代   3.6%
  • 50代    1.3%
  • 40代     0.4%
  • 30代     0.2%
  • 20代     0.2%
  • 10代     0.2%
  • それ以下  0.0%

また、基礎疾患別の致死率は、

  • 心血管疾患   10.5%
  • 糖尿病     7.3 %
  • 呼吸器系疾患  6.3 %
  • 高血圧     6.0 %
  • がん      5.6 %
  • 基礎疾患なし  0.9 %

となっています。40代以下で健康な人は、ほとんど恐れる必要がないことがわかります。

それで、藤井聡氏は経済活動のいきすぎた制限をやめて、年齢別に対応策を示すべきだと主張されているのですが、全くそのとおりだと思います。

ところで、季節性インフルエンザの年間死者数は、厚生労働省の新型インフルエンザ対策関連情報によると、

例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。

国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。

また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。

というわけで、世界は新型コロナウイルスに対して過剰反応気味であるような気がします。

なかなか見つからない年齢別死者数のデータ、マスコミと各国政府の動き。背後に何かありそうだと思うのは考えすぎでしょうか。

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