フェア党は希望
フェア党という政治団体があります。党とは言っても、議員はまだ一人もいないので、一般政治団体というものになるのだそうです。そのフェア党を立ち上げたのは大西つねきさんという人です。
ここ1ヶ月ほど、大西つねきさんのYouTube動画を興味深くみていたら、近所で講演会があるということで行ってきました。YouTubeで見てはいても、同じ空気の中では伝わり方が違います。感動しました。最後に流されたマイケル・ジャクソンのCryとMan in the mirrorに体が震えました。
大西つねきさんの簡単な紹介
大西つねき公式ウェブサイトから引用します。
- 東京都荒川区出身 1964.2.29生まれ
- 荒川区立第三瑞光小学校卒業
- 私立巣鴨中学・高校 剣道初段、柔道初段、スキー二級
- 上智大学外国語学部英語学科
- 在学中にシアトル大学へ奨学金留学
- 米国シアトル大学 Political Science(政治力学)専攻
- J.P.モルガン銀行 資金部為替トレーディング
- バンカース・トラスト銀行 資金運用トレーディング
- 株式会社インフォマニア 代表取締役
- 政治団体フェア党 2011(2015に名称変更)-現在
- 衆議院選挙出馬 2017年第48回衆議院選挙 神奈川8区
なかなかのスポーツマンでもあるようです。YouTubeでは、毎週金曜日にムエタイのジムに通っているという動画もありました。
J.P.モルガンというと、あっち側(わかりますね)の人じゃないかと思われることもあるそうですが、現場で働いている人たちはいたって普通の人達だそうです。
大西つねきさんの主張
以下に大西つねきさんの主張を簡単に記します。詳しくは、フェア党ホームページやYouTube動画を参照してください。
世の中の問題の根本にはお金の発行の仕組みがある
信用創造ということを聞いたことがある人はわかると思いますが、お金と借金は同時に増えます。お金の発行で増えた借金を返済するためには、金利分のお金をさらに発行する必要があります。そのさらに発行したお金に伴いその分の借金も増える、という堂々巡りになる。
そうするとどうなるかというと、世の中に実体として存在する価値(土地、建物、インフラなど)やサービスより以上に、流通するお金(現金・預金)のほうが多くなってしまいます。これは、インフレを引き起こすはずですが、そうならないのは、余分なお金は動いていない、つまり価値交換のためには使われていないからです。
余分なお金は、お金それ自体を増やすために使われています。お金はお金が増えるところに集まっていきます。
政府の借金を税金で返してはならない
これについては、MMT(現代貨幣理論)でも言われています。上記の信用創造の仕組みから明らかなのですが、借金を返すとその分世の中からお金がなくなります。
財政均衡のために増税するというのは、世の中のお金を消すことにほかなりません。
お金の発行に関して疑義を呈する団体が世界的に増えてきた
上記の問題にきづいてお金の発行の仕組みを変えようという人たちが世界的に増えてきているそうです。いまやお金のパラダイムシフトが起こりつつあります。
お金の発行の仕組みを変えるには、最終的に政治を動かす必要がある
お金の発行というのは極めて政治的なことですから、それを変えるためには政治を変える必要があります。
政治を動かすには数が重要
政治を動かすには数が必要ですが、大西つねきさんは団体にアプローチしてそのメンバーの数を得る、という方法はとらないと言っています。
あくまでも個々人が組織に縛られず自由に考え納得することが重要だと言っています。
世界を変える
現代では、銀行はBIS(国際決済銀行)をトップとしてその下に各国の中央銀行があり、その下に各国の市中銀行があるという構造になっています。したがって、日本だけお金の仕組みを変えるということはできません。必然的に世界を変えることになります。
当面の方針
当面は、大西つねきさんが皆さんのところに行き少人数であっても講習会を開催して、賛同者を増やすという方針でやるそうです。
すこしでも興味のある方は、YouTube動画をご覧になり、フェア党ホームページを読んで見てください。
大西つねきさんの主張は、きわめてロジカルであり、腹に落ちます。