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成長の限界 ローマ・クラブ「人類の危機」レポート

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ホリエモンは子供のときに百科事典を端から読んでいたそうですが、わたしは高校生・大学生のときに、「現代用語の基礎知識」を読むのが好きでした。ジャンルを問わず気の向くまま読んでいるうちに、「成長の限界」の記事に出会い本屋で買いました。

ドネラ・H・メドウズ『成長の限界  ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』(ダイヤモンド社)は、それまでで最も衝撃を受けた本です。この本を読んだ後では、日常のすべてが枝葉末節に思えたものでした。この問題を解決するために、自分は国連事務総長になろう、と思ったりもしました(笑)

大学の卒業論文のテーマには、「成長の限界」で使われているシミュレーション手法であるシステムダイナミクスを選んだものです。普通は、ゼミの担当教授が詳しいテーマを選ぶものですが、それほど衝撃を受けていたのでしょう。

初版が1972年ですから、かれこれ50年近く経っているにもかかわらずまだ増刷されています。

幾何級数的成長の性質と限界

「成長の限界」のテーマは、ずばりこれです。幾何級数的成長、つまり指数関数的成長には限界がある、ということでです。

産業革命以降、ほとんどのものが幾何級数的に成長しています。人口、資源消費量、エネルギー使用量、汚染物質の量など、このままの傾向が続くといずれどこかの時点で人類は、壊滅的に原始時代のような状態に戻る、という衝撃的なレポートです。

本書では、様々なシナリオにもとづき、変数の変化量を変更してシミュレーションを繰り返し、結果を評しています。

「成長の限界」の意義

そのシミュレーション手法や精度には批判がありますし、陰謀論ではローマ・クラブがやり玉に挙がったりしています。ですが、本書は以下のような視点で物事をみることの大切さを教えてくれます。

  • 宇宙から地球を見る視点
  • 生態学的な観点
  • 時間的・空間的により広い視点

IT時代の今からみてみる

直接、地球資源を使用するモノの生産には、自ずと限界があります。100%のリサイクルが技術的に可能になれば、モノの総量は、人口に応じて生産可能かもしれません。

エネルギーについては、再生可能エネルギーをAIで細かく制御することで解決する可能性は大きいと思います。

地球資源を消費しない価値の生産

今後、AIによりモノの生産が自動化され、資源の消費量もAIにより最小化されるときが来るかもしれません。

そのような時代には人類は、学問、科学、文化、芸術、ソフトウエア、ゲームなどの地球資源をほとんど消費しない価値を追求していくのかもしれませんね。

宇宙進出

資源という観点から見ると、宇宙進出をすることにより、その制限から開放されるかもしれませんね。

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